“虹の彼方に”青い鳥が飛ぶ

画像

この夏、八ヶ岳山麓で素晴らしい虹を見た人も多かったと思います。
私が見たのは8月26日夕方。「素晴らしい」のことばがピッタリの虹でした。
虹と言えば「オーバー・ザ・レインボー=虹の彼方に」ですね。
♪“Somewhere over the rainbow Way up high There's a land that I heard of Once in a lullaby ”
日本語の訳詩では“虹の向こうのどこか空高くに 子守唄で聞いた国がある”♪です。
八ヶ岳山麓をこの虹を追いかけて、車でさまざまな場所から撮影してきました。

画像


虹は、ご存じのように空中の水滴がプリズムとなって、太陽光を分散させ七色に見えるのです。
今回の虹は、二重の珍しい虹。はっきりと見える“主虹”とその外側にうっすらと見える“副虹”が見えたのです。
私にとっては初めての二重の虹でした。
実は、この二重の主虹は赤色が上側で青色が下、副虹はその逆で下側に赤で上が青だそうです。

二重の虹、八ヶ岳かかる虹、飽きる事なく撮影しました。
まさに、雨上がりに突然現れた光の芸術でした。

画像
さて、ウィキペディアによれば、「オーバー・ザ・レインボー=虹の彼方に」の秘話がすごいのです。以下、引用です。
【1939年のミュージカル『オズの魔法使い』でジュディ・ガーランドが歌って劇中歌。
作曲家のハロルド・アーレンが妻と街に観劇に出かける途中で、メロディと「Somewhere over the Rainbow」(虹の彼方のいずこか)というフレーズを着想したのが、曲のできたきっかけである。】としています。さらに、
【アーレンはこの曲の出来が気に入り、さっそく作詞を担当するハーバーグに曲を聴かせたが、ハーバーグは「これは、カンサスの田舎娘(ガーランド扮する主人公ドロシー)が歌うには大人び過ぎている」と言い、あまり乗り気ではなかった。そこでアーレンは、やはり著名な作詞家であるアイラ・ガーシュウィンに曲を見せ、後押しして貰うことにした。アイラは「良い曲だからぜひ詞を付けるべきだ」と評し、ハーバーグもようやくこの曲の作詞を承知した。】…いやはや、この名曲には一人の作曲家のヒラメキと著名な作詞家の後押しがあったのですね。

画像
さらに、もう一つの秘話があるそうです。
【ジュディ・ガーランドの歌でサウンドトラック用の録音もされ、彼女がこの曲を歌うシーンの撮影もなされたが、映画の編集段階になって撮影所幹部たちから、14歳の少女が歌うには大人びた歌で相応しくない、と物言いがつき、「虹の彼方に」の歌唱シーンはカットされかけた。だが映画のプロデューサーであったアーサー・フリードはこの曲が気に入ってカットに猛反対し、葬られかけたこの曲は土壇場で踏み止まることができた。
結果「虹の彼方に」はアカデミー歌曲賞を受賞して大ヒットし、歌ったジュディ・ガーランドにとっても自らのトレードマーク、テーマソングとも言うべきナンバーとなって、以後の彼女の生涯を通じての持ち歌となった。ジュディが1961年のカーネギー・ホールでのソロ・コンサートで歌ったライブ・バージョンは、ことに名唱とされている。】
…すごい話ですね。
ちなみに2001年に全米レコード協会が発表した「20世紀の歌」365曲のうち、堂々の1位を獲得したそうです。

私にとっては、30分ぐらいの短い“光の芸術”“虹のショウタイム”でしたが、
最後に、こんなシーンを撮影できました。

画像

オーバー・ザ・レインボー=虹の彼方に」の最後の詩は…
♪“Somewhere over the rainbow Bluebirds fly Birds fly over the rainbow Why then , on why
can't I ”
日本語訳では“虹の向こうのどこかに 青い鳥は飛ぶ 虹を超える鳥たち 僕も飛んで行くよ”♪
さて、虹から“青い鳥”に話になったので、「チルチルとミチル」で有名なメーテルリンクの“青い鳥”について、調べてみました。なんと、“青い鳥”は“山鳩”だというのです。
私が撮影したのも山鳩のような気がしています。
この童話は、貧しい家に育ったチルチルとミチルの兄妹が幸せを招くという“青い鳥”を探しに旅に出る話ですが、“青い鳥”を見つける事ができず疲れはてて家に帰り、眠りから覚めると家で飼っていた山鳩が“青い鳥”になっていたという物語でした。話のテーマは、“幸せて”身近な所にあって、それを大切にする事を教えているのです。
欲深い私たち人間にとって本当の幸せって、何だろうか?
改めて虹の写真を見ながら・・・考えてしまいました。

画像


2012年9月19日 改訂9月25日

この記事へのコメント

パソオ
2013年03月14日 06:40
素晴らしい“光の芸術”。
二重虹や山鳩・・・自然を大切にしている八ヶ岳ファンタジーさんへの自然界からの素敵なプレゼントですね。
流石! 映像のプロが撮った芸術作品でもあります。

この記事へのトラックバック