コロナ騒動 元気な子どもに癒される

<コロナ騒動 久しぶりに町内に子どもの声!!>
コロナ騒動で学校が休校。町内の通りや公園から子どもたちの元気な声が聞こえてきます。「元気でイイな~」と思うのは60代の筆者だけでしょうか。
町の子ども.JPG
小学校の時は帰宅のチャイムがなるまで校庭で「馬乗り」「Sの字」「ドッジボール」などで大きな声を出し遊びまくっていた事を筆者は思いだします。
今は子どもの声がうるさいと思う人々も多いようです。ふと江戸時代の子どもたちの事も考えました。

<江戸 町内に子どもの声が満ちていた>
江戸時代の日本橋風景絵巻「熈代勝覧(きだいしょうらん)」が地下鉄・三越駅の地下コンコースに10mに渡って展示されています。
熈代勝覧.jpg
子どもが家族と楽しそうにいる姿や寺子屋に入門させようと机を担いだ親が遊び盛りの子の手を引いている姿もあります。
「私が不思議に思われたことは、江戸に滞在している期間を通じて女の口汚く罵る声を聞いたことがないこと、また街を通るときに子どもは無数いるけれど、叩かれたり、何か虐待を受けたりしているのを一度も見た事がない」(オリファント「エルギン侯遺日使節録」と記されています。江戸の子ども1.jpeg
幕末期に来た外国人の多くは、日本人の教育について高い評価をしています。

<江戸の寺子屋は>
享保期(1716~36)の江戸には800余の寺子屋(手習所)があったという記録もあるようです。また明治16年(1883)文部省編纂「日本教育史資料」には「寺子屋は江戸時代を通じて16560軒と推定されている」と記録。
寺子屋の子ども.jpg
寺子屋の授業風景が数多く残されています。子どもたちも自分の好きな所に机を置いて自由気ままな学びの様子が垣間見られる絵も描かれています。
泰平の世が続く江戸中期、武士以外でも学問や書物を親しむ町人が増加。また幕府のお達し「高札」はもとより瓦版や滑稽本、契約書の読み書きは必須。江戸中期には商品経済が進み三井越後屋や伊勢屋などなど大店が日本橋を中心に立ち並びました。
三井.jpg
三井越後屋などの丁稚も読み書きや算術は奉公には欠かせなかったのです。農魚村でも年貢米、産物の取引時には算術や読み書きは必要でした。

<寺子屋 学びは算盤や手本書>
江戸時代・・・吉田光由の数学の入門書「塵効記」には、ソロバンの基本だけでなく「ねずみ算」など多彩な問題が載っていました。
めずみ算.jpg
商業活動の発達と共に寺子屋は増加し、実社会でも「読み・書き・算術」がすぐに使えるようになっていったのです。
また寺子屋で使われた手本書(教科書)は「往来物」と呼ばれる往復書状。その一つ「商売往来」には商業活動に必要な文字、貨幣の単位、商品名などが記載されていました。
寺子屋2.jpg
印刷技術の発達とともに人の苗字に使用する漢字が記載されていた「名頭」や近隣の町村名の「村名尽」など多種多様な往来物があった。なかでも手紙方式で分野別にまとめた「庭訓往来」「消息往来」などが知られています。
封建時代の江戸から近代国家への移行は、こうした庶民の基礎学力があればこそ!

<子どもは宝!>
いまも都内には、数多く稲荷が残されています。
東京メトロ銀座線銀座駅から徒歩1~2分の路地裏にひっそりと佇む宝童稲荷があります。
IMG_3240.JPG
江戸時代から子育て・子守り・縁結びのご利益があると言われています。
今も町内の皆さんの協力で江戸の雰囲気を保っている宝童稲荷。「子は宝」という江戸時代の象徴とも言えます。
江戸の庶民には子どもの声が「うるさい!」と感じたのでしょうか?      
記:2020年5月28日

公園の子ども.JPG

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 26

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

小林成基
2020年05月28日 20:32
小林成基
2020年05月28日 20:35
年寄りに包容力が欠けてきたら生きてる価値は落ちるような気がするなあ。江戸期の年寄りは偉かったんだ。
白樺人
2020年05月29日 01:28
騒音問題は難しいですね。場所や音量の強弱もありますし・・・殺人事件にもなっていますから。コロナ騒動で確かに公園などで遊ぶ子供たちの姿が多く見れてます。ネットで遊ぶより体にも良いし仲間と交流もあります。
子どもの声に「イイね」とつぶやく「大人の寛容性」を今一度、持ちたいと思います。
小林成基
2020年06月26日 16:21
ということは、子どもを虐待する光景が当たり前の世界から来たということなんですね。日本はいつのまにか中世の欧州のようになってしまってるんだ。